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医療脱毛の仕組みと毛周期

脱毛の知識~毛周期と脱毛サイクル

レーザー脱毛は、エステ脱毛に比べると、短期間で脱毛が終わります。ところが実際に通い始めたら意外と期間がかかり、気づいたら1年経っていた……。なんていうお話しもよく聞きます。これは毛が生えてくるサイクル(毛周期)に合わせながら施術を行うからです。毛周期が理解できれば、施術期間が長くなっても心のゆとりができて、ストレスの少ない脱毛ができるようになります。毛周期や理想的な施術サイクルについてみていきましょう。

エステ脱毛とレーザー脱毛の違い

初めての方にとってはエステ脱毛とレーザー脱毛(医療用脱毛)の違いが意外と分からないことだと思います。そこで簡単にその違いを話していきましょう

エステ脱毛

エステ脱毛ということで施術を行うのは、エステティシャンと呼ばれる人たちです。

エステ脱毛といっても脱毛方法は様々で、ブラジリアンワックスなどで毛を覆い無理やり類剥がして除去する方法や、エステ脱毛にもレーザー脱毛を取り入れているところもあります。

しかし医師免許や看護師免許を持っているわけではないので、医療行為は行えません。

そのことからレーザーの照射威力も医療用よりも劣っており、脱毛力という点で劣ってしまうのが現状です。また専門の資格を所持しているわけではないので、技術力は未知数です。

医療用脱毛

国から病院として認可された施設及び、医師国家資格・看護師免許を所持している医師と看護師が行うのが医療用脱毛です。

レーザー脱毛は一般的に、医師とのカウンセリングをもとに施術を行っていきます。

レーザーの照射力が高く、脱毛効果は十分期待できます。照射力が高いことにより施術回数が減らせる他、病院であることから治療後の処方薬もいただけるので、アフターケアも申し分ありません。

脱毛に時間がかかる理由

エステサロンのうたい文句にある、「短期間で全身脱毛ができる」という言葉。うっかり乗せられてしまうと、予想外の時間やお金がかかり、「こんなはずではなかった」と、後悔する人が少なくないようです。脱毛期間は、脱毛器の種類や性能に左右され、脱毛効果の高いレーザー脱毛でも最低で5~6回、期間にすると1年ぐらいかかります。脱毛を受ける前にこのことを頭に入れておく必要があります。

脱毛に期間がかかるのは、毛が生えるメカニズムに関係しています。私達の全身は毛で覆われていますが、一定のサイクルを繰り返しながら、新しい毛に生え変わります。

<毛が生え変わるサイクル>
成長期初期→成長期→退行期→休止期

この中で脱毛ができる毛は、成長期にあたる、成長している毛だけ。それ以外の毛穴にレーザーや光を照射しても、脱毛できません。毛周期を考えずに施術を受けると、かえって時間が長くなり、お肌にダメージを与えるので、きちんと理解しておく必要があります。

毛が生え変わる周期「毛周期」とは

全身に生えている毛は、一定のサイクルで生え変わっています。これを毛周期といいます。毛が生えているパーツによって、サイクルは異なりますが、どのパーツも同じように、「成長期→退行期→休止期」の3つのステップを踏んで、生え変わります。

毛穴の中で、毛母細胞(毛を作る細胞)の分裂が活発になると、新しい毛が伸びてきます。毛根の先には毛乳頭があり、毛細血管から栄養を取って成長すると、毛穴の外に毛が出てきます。これが成長期です。やがて細胞の活動が弱まると退行期に入ります。そして毛と毛乳頭が完全に分離すると、毛が抜け落ちて休止期に入り、一定の時期を経過すると、再び毛母細胞が活発になって、新しい毛が生えてきます。

毛が生えている部位によって毛周期は違いますが、一般的には2~5か月サイクルで生え変わります。パーツごとにみていくと、髪の毛で4か月、わき毛で4か月、ビキニラインで4か月、手・脚で3~5か月です。

毛周期・成長期

まず毛というのは各毛穴に埋め込まれた毛包と呼ばれる管の中に、毛球と呼ばれる植物で言えば球根みたいなものが植えられていて、その毛球が体内から栄養をもらい成長することによって外へ生えでてきます。

これは髪の毛や脇毛など太さや長さは違えども、どのような体毛であっても生えてくるメカニズムは変わりません。

成長期では寿命により、毛球から離れて毛包内に残ってしまって寿命を迎えた毛を押し出すような形で新しい毛が後ろから現れ、古い毛を完全に外へ排出します。

古い毛が毛球から離脱すると、すぐに新しい毛球が補充され成長を開始するのです。

これがいわゆる抜け毛です。

古い毛が抜け毛となって毛包からいなくなったら、いよいよ新しい毛の成長がスタートします。

新しい毛となる予定の毛球と体内を繋げている毛細血管が、毛球の先端部に位置している毛乳頭細胞に血液を通して、成長するために必要な栄養と酸素を受け取ります。

そしてその先で待ち構えている毛母細胞に栄養を届けるのと同時に、司令を出して毛を生やすことを開始させるのです。

この毛乳頭細胞と毛母細胞が合体したものが、先ほどから登場する毛球と呼ばれるものなのです。

毛乳頭細胞から毛母細胞に栄養が届いたら、毛母細胞は自らの細胞を分裂させて毛を伸ばし成長させ続けます。

これが繰り返されることにより、徐々に毛は成長してやがて次のステージを迎えるのです。

毛周期・退行期

成長し続けた毛も人間と同じようにいずれ寿命を迎えてなくなります。

毛球の中で毛乳頭細胞が栄養を毛母細胞に送り続けますが、歳をとった老人のように徐々に食事量が減り、動きも鈍くなります。

このような状況が改善することはなく、徐々に毛自体が弱っていくのです。

毛周期・休止期

徐々に弱っていた毛は毛乳頭細胞の呼びかけに、毛母細胞は一切反応しなくなり動かなくなります。

毛母細胞が反応しなければ毛は生せないので、この時点でこの毛は死んでしまったことになります。

ということでこのまま死んでしまった毛はどうなるのか?

これが最初の成長期の話に戻って、死んでしまった毛は後ろから生えてきた新しい毛に押し出されるような形で抜け毛として体外に排出されるのです。

このような流れを繰り返し、毛というものは生え変わりを繰り返すのです。

成長期途中のセルフ脱毛は毛周期を狂わせる

毛周期というにはあくまで、正常に成長して一生を終えたパターンの毛の正常な生え抜けを表したものです。

しかし毛というのは生活をしていれば何かしらのトラブルで成長途中に抜け落ちてしまうことも十分考えられます。

「転んで怪我をしたことにより怪我抜けた」「友達に毛を引っ張られた」「自分でセルフ脱毛してみた」と言った具合です。

しかし成長途中の毛を無理やり抜いてしまうと、正常な毛周期を狂わせることになります。

毛というのは上記でも話した通り、毛球と呼ばれるものに体内の毛細血管が繋がっていて血液から栄養をもらいます。

この時、毛球と毛細血管を無理やり引き離したらどうなるでしょうか?

当然、引き千切られて出血を起こし、毛球も無理やり引き離された勢いで割れてしまいます。

すると想定していた毛周期よりも次の毛を早く生やさなければならないので、内部は大忙し。

正常に毛が抜けていないということは、毛包内に中途半端な状態で毛が切れて残ってしまっている状態も考えられるので、さらなる異常が起こる可能性があるのです。

いよいよ毛の成長が狂い始める

上記のように毛の成長周期を妨げ続けると、本格的に毛の成長が狂い始めます。

無理やり毛を抜いたりすると、内部でもダメージを受けますが外部、いわゆる皮膚もダメージ受けます。

よくセルフ脱毛をした後、しばらく経つと黒くプツプツとしたものが出てきませんか?

あれは毛が中途半端に抜けたことにより、毛のメラニン色素が本来ないはずの皮膚の層の浅い部分に残ってしまい、黒く見えてしまうのです。

さらにこの状態が酷くなると、ダメージを受けた皮膚外部で皮膚の修復を試みようと、皮膚を硬くします。

すると外部へ生え出てくるはずの毛が内部に残ってしまい埋もれたまま生え出てこなくなる埋もれ毛を起こしてしまいます。

この状態がさらに酷くなると今度は内部で成長し続け、その箇所に似つかわしくないような巨大で長い毛に成長し続けてしまいます。

毛球が割れたことによる異常成長

また毛を無理やり抜いた際に、毛球が割れてしまうと上記で話しましたがこれも大変なことになる可能性も。毛球というのは割れた終わりでわなく、生命力が強いものなので例え割れてしまったとしても、成長が止まる可能性はありません。

ではどうなるのか?

2つの割れた毛球ともに再び成長を開始するのです。しかし毛球は毛包の1つに対して1つ埋め込まれていることが基本ですよね?そうなので毛包の中で2つになってしまった毛球は、同じ毛包内で成長してやがて外に生え出してくるのです。

同じ毛包から外に生え出してくるということは、同じ毛穴から2本の毛が同時に生え出してくるような感じになり、見た目的に非常に気持ちが悪いものになってしまいます。

素人によるセルフ脱毛は不可能と考えたほうが良い

上記のことから毛周期を予測できない素人には、セルフ脱毛は無理という結論になりますね。

人間と違い、毛というのは見た目で寿命が予測できるものではありませんし、どのような成長段階で何年ぐらいそこに存在しているのかもわかりません。

そのようなものを無理やり処理してしまうと、成長の妨げになり毛の成長を狂わせることになります。

毛の成長を狂わせるとさらなるトラブルの元となり、隣接している皮膚への影響も計り知れないので避けたいところです。

毛というのはセルフケアでは、既に抜いても構わない退行期・休止期のだけを抜かなければなりませんが、そんなこと事実上不可能ですね。

最も脱毛効果が高いタイミング

毛周期に合わせて脱毛しても、次から次へと新しい毛が生えてきてうんざり。脱毛を受けた人なら誰もが思うこと。こうしたことが起きるのは、わきの下やひざ下など、それぞれの毛周期が、1本1本違うからです。しかもムダ毛は、黒々と生えているので、成長期と退行期の違いがわかりません。レーザー脱毛は、毛根の先にある毛乳頭を破壊して、毛細血管からの栄養供給を断ち切って、脱毛するため、残念ながら退行期の毛に照射しても脱毛できないのです。

もっとも脱毛効果が高いタイミングは成長期。最初の脱毛をした後、退行期・休止期を経て、再び毛が伸びてきたタイミングで2回目の脱毛をすると、もっとも効果的な脱毛ができます。その見極めは難しく、毛周期を調べたデータを比較しても、調査機関ごとに違いがあります。まして黒々と生えている黒い毛を、成長期・退行期と見分けるのは非常に困難。専門知識のあるクリニックで施術を受けるのが、もっとも安全で効果的といえます。

理想的な施術のサイクル

脱毛効果を高めるには、どのくらいのサイクルでレーザー脱毛を受ければいいのでしょうか。一般的には、脱毛して毛が抜けた後、再び毛が充分に生えそろった時期がベスト。毛が生え揃うまでの期間は部位ごとに異なりますが、平均して2か月程度。2か月に一度の施術が、理想的な施術サイクルといえます。

1回目の脱毛後、2~3週間後にムダ毛が抜けると、「無毛期間」が8週間ほど続いてお肌がつるつるの状態になります。その後、2か月サイクルで脱毛を繰り返していくと、自己処理の回数が徐々に減って、毛が生えてくるスピードもゆっくりになります。

本当に効果的なレーザー脱毛は、短期間で脱毛を終えることではありません。ゆっくり時間をかけて、少しでも多くのムダ毛を減らしていくこと。最初から最後まで2か月サイクルで施術を続けていると、脱毛効果が下がりますので、終盤に近付くにつれて、施術サイクルを長めにとるといいでしょう。

おシゲ先生まとめの一言

イラスト

知らなかったわ~。脱毛って、奥が深いのね~。確実に脱毛したかったら、あれよね~。やっぱりクリニックよね~。だって、永久脱毛のできる、出力の高いレーザー使ってるでしょ。それにドクターもいるじゃない。やっぱり安心よね。あら、いやだわ~。あたしったら~、脱毛について、語れるおねぇになっちゃったじゃない。うふ。

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